おれも、まさかここまでの長尺話になるとは予想していなかったのである。
しかし、そうなってしまったものは仕方がないのでさらに終わりに向かってハナシを進めて行こう。
以下、「砂地に果たしてタープは建つのか?」後編その6である。
どうぞ! すっかり8本のスクリューペグで固定されたロープをさらに調整してピンと張った状態にすると、モンベル製ビッグルーフタープは少しぐらいの風にはビクともしない豪華インスタントワンタッチ別荘的風情をこのI海岸に現出し、それは全体としてアッ!と驚くような仲々スルドイ光景となっていた。
そしてタープのモンベルグリーンとでもいうべき明るい緑色は、六月のこの何もない海岸の風景を何かキリリと引き締めるような感じである。
おれは、少し唸ってしまった。
おれは、カペラワゴンから折り畳みの椅子を二脚持って来ると、この風景にさらにアクセントがつくのではないかと思った。
で、椅子の他にクーラーボックス、そして今日の隠し玉ともいえるコールマン製のガス式バーベキューコンロも車の中から持ってくるとそれもタープの下にセットしてみた。
おれは、「おおっ!」と思った。
実に素晴らしい!
だが、全体としては良いのだが何か足りないカンジである。
やがて、それが何故なのか気づいた。
テントが足りないのである。
やはり、テントというものは、オートキャンプにとってヘソとでもいうべき重要なモノなのだという事を、おれはハッキリと認識した。
これが本当のオートキャンプ場の区画サイトなら、タープの片側に続くようにドームテントを設置するのである。
もちろんテントの出入口は、タープ側に向ける。
これは急な天候の変化などで雨が降り出した場合に、テントを出てそのままタープに来られるようにする為である。
ここは、キチンと同色のモンベルのムーンライト7型のテントを買って勝負しないといけないのだろうナと、おれは思った。
そうすると、さらにスルドイ光景といったモノになるのだろう……。
そうそうランタンもいるのだった。
後は、コールマンのツーバーナーか……。
おれは、急速に完全アウトドア物欲ウスラバカといったような人になりつつあった。
言い忘れていたけど、コールマン製のガス式バべキューコンロがなぜ隠し玉なのかというと、これはガスバーナーの上に火山岩が敷きつめて載せてあり、さらにその上に金網があるという二重構造で、ガスの炎に熱せられた火山岩から遠赤外線か放射され、それによって金網の上の肉がおいしく焼けるという画期的な製品なのである。
普通、バーベキューコンロというと炭に火をつけてその上に金網を置き、肉を焼くというパターンなのである。
これだと、炭に火をつけるのも面倒なら、その後片づけもまた大変面倒臭いのである。
しかし、ガスカートリッジ付きのコールマン製バーベキューコンロなら火をつけるのもワンタッチなら後片づけも蓋を閉めて持ち帰るだけで済むのだ。
メンドウ事が嫌いなおれにはぴったりの商品なのだ。
しかも肉の味は、炭火焼きとまったく遜色のない遠赤外線方式なのである。
これによりガキンチョ1号と2号は、「うまい!うまい!」と言いながら、身体の大きさと反比例するような日頃の食欲からすると信じられないような大量の肉を摂取したのであった。
次回、カペラワゴンでオートキャンプパラダイス その20へと続く!
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